
Vantiq, Inc. Co-Founder & CEO Marty Sprinzen
2025年10月1日、ワシントンD.C. ナショナル・ハーバーにて開催された「Vantiq AI Summit」の様子をお届けいたします。
このサミットは、Vantiqが主催する「AI Summit」シリーズの一環として、世界中で開催されています。日本では、2025年7月24日に東京で「Vantiq Agentic AI Summit」が開催されました。
本サミットでは、エネルギー、製造、物流、公共安全、医療、軍事など、社会的インパクトの大きい分野における最新のAI活用事例が紹介されました。
Vantiq, Inc. CEO Marty Sprinzenを含む創業者らによるパネルディスカッションでは「リアルタイム対応はもはや必須」と語られ、ライブデモではVantiqプラットフォームが瞬時に応答・適応する実例が披露され、技術の実効性を実感できる内容となりました。

公共安全をテーマとしたパネルディスカッションの様子

Nemours Children’s Health System Eric V. Jackson Jr., MD, MBA 氏
医療分野ではリアルタイム知能を活用して医療の品質と安全性を高める取り組みをご紹介。実際の医療現場で、即時に情報を活かす仕組みづくりが進んでいることが提示されました。
さらに、Texas A&Mによる交通安全、韓国Zeroweb社の高齢者ケア、Toads社の海運メンテナンスなど、多彩な産業事例が登場しました。T-Mobile社は5Gを活用したエッジAIの展開を紹介し、現場で即時に動くAIの可能性を示しました。

日本からは、株式会社NTTデータ 第一公共事業本部 モビリティ&レジリエンス事業部の高阪様、牛田様がご登壇。日本国外での活用可能性を秘める「D-Resilio連携基盤」について、災害対策のニーズや実際の活用事例を交えて詳しく紹介され、国際的な関心を集めました。
今後も、こうした国際的な場での交流を通じて、DXの進展と社会課題解決に向けた取り組みに貢献してまいります。
データを最大限に活用したいのであれば、扱うデータの特性を考える必要があります。例えば「データはまず溜めるもの」という前提を全てのデータに対して持ってしまうと、本来溜めることでは活かされないデータの特性を活かせなくなってしまいます。データを溜めることはもちろん必要なことですが、それは、本来は、溜めて活かされるのであればやるべきことで、そうでないのならやるべきことではありません。
データを結合するにはSQLが必要→SQLが必要ということはDBが必要→DBを使うということはデータを溜めないといけない、と考えてしまうケースも少なくありません。
主要なクラウドストレージサービスの多くは、データを入れる時は無料で、データを出す時に課金されるというモデルを採用しています。このモデルは「一旦データを溜めよう」という前提に非常にマッチしていると思います。それだけ、データを溜めようという前提は常識であり、根強いものです。
まずは一旦、技術的な制約のことは忘れてしまって、ご自身が持っているデータにはどういった特性があるのか考えてみるのはいかがでしょうか。 後から分析に使いたいような時系列のデータ、リアルタイムに活用したいデータ(アラート、センシング結果など)、判断の指針に使うようなドキュメント類、マスタデータ類など色々あるかと思います。そしてそれらは、単独ではなく柔軟に組み合わせることで効果を発揮するはずです。
次回は、Vantiqを使うとそれぞれのデータ特性に合わせた活用がなぜできるかをご説明いたします。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
Vantiq株式会社
代表取締役社長 佐藤 知成
■お問い合わせ■
[email protected]
Vantiq株式会社
100-0004
東京都千代田区大手町1-9-2
大手町フィナンシャルシティグランキューブ3階